2025年3月6日~9日、北海道ルスツリゾートスキー場にて第62回全日本スキー技術選手権大会、また、3月5日には第40回デモンストレーター選考会も開催された。全日本スキー技術選手権大会では、京都府代表の奥村駿選手(ファーレンスキークラブ)が見事準優勝の栄光に輝いた。また、杉山喜規(ファーレンスキークラブ)、吉阪いるみ選手(ファーレンスキークラブ)の合計3名の選手が出場し、以下の成績を修めました。
奥村駿選手は、デモンストレーター選考会にも参加し、京都府初のナショナル・デモンストレーター(2026-2027シーズン)に認定されました。
京都府選手の成績
予選
選手名 | フリー・ ウェーブ |
ショートターン | ショートターン・ モーグル |
ロングターン | 総合得点 | 順位 |
奥村 駿 | 267 (14) | 273 (1) | 274 (4) | 272 (2) | 1,086 | 2 |
杉山 喜規 | 253 (193) | 261 (76) | 265 (65) | 259 (111) | 1,038 | 102 |
吉阪 いるみ | 241 (124) | 233 (132) | 232 (138) | 247 (116) | 955 | 129 |
決勝
選手名 | フリーロングターン・ ウェーブ |
ショートターン | ミドルターン | ショートターン・ モーグル |
総合得点 | 順位 |
奥村 駿 | 237 (2) | 267 (1) | 280 (1) | 270 (11) | 2,185 | 2 |
杉山 喜規 | 258 (112) | 262 (54) | 262 (80) | 248 (117) | 2,068 | 116 |
スーパーファイナル
選手名 | ロングターン | ミドルからショートターン | フリーショートターン | 総合得点 | 順位 |
奥村 駿 | 278 (2) | 281 (2) | 282 (1) | 3,026 | 2 |
60回、61回の大会で2年連続で準優勝だった奥村駿選手は、今年こそ「優勝」に意気込み京都府代表として全日本に挑みました。予選終了時点では、大きなミスも無く7ポイント差で総合2位。トップを走る武田竜選手(北海道)との差は7ポイント。3日の決勝では、前半種目で同点、後半種目でも同点と緊張が高まる試合展開となり、7ポイント差は埋まらず。4日目のスーパーファイナルを迎える。スーパーファイルは、最初の2種目で、3点詰め、残す1種目で4ポイント差。最終種目は、高得点順位にリバーススタートとなり、奥村駿選手の後に、武田竜選手が滑ることになる。結果は、奥村駿選手が282ポイントの最高得点をたたき出すも、最終ランナーの武田竜選手も同点282ポイントを出し、4ポイント差は埋まらず、順位は確定した。
杉山喜規選手、吉阪いるみ選手は、昨年までアルペンを中心に活躍し、今シーズンが初のスキー技術選手権大会の参戦。技術選に向けたスキー技術はまだまだ荒削りの二選手だが、杉山喜規選手は、身体能力の高さ、スキーセンス、そして強い集中力で、決勝進出を果たした。京都から決勝にコマを進めた選手として、奥村駿選手に続き、史上2人目の選手の快挙も果たした。
吉阪いるみ選手は京都予選、近畿予選と調子を上げてきたが、全日本となると緊張があったのかポイントは伸びず、決勝進出を逃してしまった。最後に、坂本京太郎選手(男子)と田淵詠梨選手(女子)は補欠選手として参戦し、大会中はフォアーランナーとして大会を盛り上げた。デモ選含め5日間の戦い、選手・補欠選手の皆さま、そして応援に駆けつけてくださった皆さま、大変お疲れ様でした。京都府選手団一同、応援してくださった皆さまに御礼申しあげます。応援ありがとうございました。
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62回スキー技術選手権大会結果